2024年度 LGBTQ+に関する講座

2024年 LGBTQ+に関する講座

講座名  <自身が、家族が、友人が、隣人がLGBTQ+であったなら>

開催日時 2024年9月7日(土) 午前10時~正午

場所   はあもにい 学習室

参加者  20人。40-60代の参加者で全体の8割を占め、20代から80代までの幅広い参加を得た。性別は、女性57%、男性33%、その他10%であった。

内容   講演と質疑応答。講座終了後、希望者の個別相談に応じた

講師   熊本市立千原台高等学校校長 南弘一氏

2023年6月に施行された「LGBT法(LGBT理解増進法)」は、第1条でその目的を「性的指向およびジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解が必ずしも十分でない現状に鑑み、~ 性的指向およびジェンダーアイデンティティの多様性に寛容な社会の実現に資すること」と規定している。LGBTQ+について理解しようとすると、L=レズビアンやG=ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーだけでなく、ノンバイナリー、アセクシャル、シスジェンダー、ソジ、アウティング・・といった聞きなれない言葉にぶつかる。特に年配層にとっては、??という世界かもしれない。しかし、誰にとっても、自身が当事者でないとしても、身近にLGBTQ+の人が存在していることは間違いない。講座で南氏が「血液型がAB型の方はどれくらいいらっしゃいますか?」と会場に問うと、2人が手を挙げた。次に「左利きの人はどれくらい?」と問うと、また2人の方が手を挙げた。出席者は20人だったので、ちょうど10%に当たる。各種アンケートによると、LGBTQ+当事者の割合は、3%台から多くて10%とある。南講師が「LGBTQ+の人は、左利きの人やAB型の人の割合と同じという統計もあります」と話す。参加者は、教室に数人はいることになると理解した。理解の本質は、用語を覚えることではなく、現状を理解しようと努めること、他者を理解しようと努めること、他者に対して寛容であることではないだろうか。

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