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館長だより

ミモザのリース(館長だより㉜)『「当たり前」にとらわれない』2021.1

   人生は選択の連続ですが、学校を卒業すると、女性の方がより多くの選択を迫られるようです。
   例えば、結婚や子どもが生まれることで仕事を続けるか辞めるかと考える男性は多くないでしょうが、女性は迷う場合があるでしょう。また、パートナーの転勤では、女性は「当然、ついていくもの」という空気に包まれ悩むことも。これらはすべて「自分(女性)の仕事より、夫(男性)の仕事を優先させるのが当たり前」と、多くの人が無意識に考えているからでしょう。
   そもそも「当たり前」って、何でしょうか。多くの人がそう思っていることではありますが、だからといってそれが必ずしも正しいわけでも、誰にでも当てはまるわけでもありません。個々に事情や希望は異なるため、「当たり前」から外れた判断をしたり、結果になったりすることは往々にしてあるものです。
   そんなとき、何だか肩身が狭い思いになる自分の気持ちも、周りの雰囲気も、変わればいいなと思っています。
   所詮「多くの人がそう思っているだけ」の「当たり前」。時代や地域、事情が変わればいとも簡単に変わるのです。親の時代の「当たり前」と自分、そして子ども世代の「当たり前」がそれぞれに違うように。
  「当たり前でしょ」と、選択肢を狭められる窮屈さから、誰もが自由になれる社会になっていくことを、新しい年に祈ります。

  ※2020年は大変お世話になりました。21年もどうぞよろしくお願いいたします。

人生は選択の連続ですが、学校を卒業すると、女性の方がより多くの選択を迫られるようです。
例えば、結婚や子どもが生まれることで仕事を続けるか辞めるかと考える男性は多くないでしょうが、女性は迷う場合があるでしょう。また、パートナーの転勤では、女性は「当然、ついていくもの」という空気に包まれ悩むことも。これらはすべて「自分(女性)の仕事より、夫(男性)の仕事を優先させるのが当たり前」と、多くの人が無意識に考えているからでしょう。
そもそも「当たり前」って、何でしょうか。多くの人がそう思っていることではありますが、だからといってそれが必ずしも正しいわけでも、誰にでも当てはまるわけでもありません。個々に事情や希望は異なるため、「当たり前」から外れた判断をしたり、結果になったりすることは往々にしてあるものです。
そんなとき、何だか肩身が狭い思いになる自分の気持ちも、周りの雰囲気も、変わればいいなと思っています。
所詮「多くの人がそう思っているだけ」の「当たり前」。時代や地域、事情が変わればいとも簡単に変わるのです。親の時代の「当たり前」と自分、そして子ども世代の「当たり前」がそれぞれに違うように。
「当たり前でしょ」と、選択肢を狭められる窮屈さから、誰もが自由になれる社会になっていくことを、新しい年に祈ります。
※2020年は大変お世話になりました。21年もどうぞよろしくお願いいたします