はあもにいについて

男女共同参画について

館長だより

ミモザのリース(館長だより㊷)『無関心と過剰』2021.11

   先日、ユニバーサルマナー検定講座を行いました。ユニバーサルマナーとは、高齢者や障がい者、ベビーカー利用者などの視点に立って行動するための心がけや手法を指します。
   その講座の中で、サポートが必要な人に対するあり方として良くないのは、「無関心」と「過剰」だと語られました。
   目が見えない、音が聞こえない、加齢や病気で体の自由が利かないなど、さまざまな人たちが街なかで困る状況に陥っている現場に遭遇しても通り過ぎる「無関心」。一方で、その人が欲しい手助けが何なのか確認もせぬまま自分が思うサポートを次々に提供してくる「過剰」。どちらも、当事者にとって物理的にも、精神的にもつらいものでしょう。
   この話を聞いていて、男女共同参画やジェンダー平等を推進する日常にも当てはまると感じました。
男女共同参画推進にもさまざまな障害があります。女性が正規雇用され継続して働いて力を発揮し評価されること、家事や育児と仕事を両立すること、政治をはじめ意志決定の場に参画すること、DVや性被害に遭わないこと…など多岐にわたる課題を解決していかなければなりません。
   それを「自分とは関係ない」「そんな話には興味ない」という「無関心」、猛反発や偏った意見を強く主張する「過剰」反応ばかりでは、何も前に進みません。
  「自分とは違う誰かの視点に立ち、行動する人を育てる」。このユニバーサルマナーの考えを、さまざまなシーンで心に置いていたいと思いました。

先日、ユニバーサルマナー検定講座を行いました。ユニバーサルマナーとは、高齢者や障がい者、ベビーカー利用者などの視点に立って行動するための心がけや手法を指します。
その講座の中で、サポートが必要な人に対するあり方として良くないのは、「無関心」と「過剰」だと語られました。
目が見えない、音が聞こえない、加齢や病気で体の自由が利かないなど、さまざまな人たちが街なかで困る状況に陥っている現場に遭遇しても通り過ぎる「無関心」。一方で、その人が欲しい手助けが何なのか確認もせぬまま自分が思うサポートを次々に提供してくる「過剰」。どちらも、当事者にとって物理的にも、精神的にもつらいものでしょう。
この話を聞いていて、男女共同参画やジェンダー平等を推進する日常にも当てはまると感じました。
男女共同参画推進にもさまざまな障害があります。女性が正規雇用され継続して働いて力を発揮し評価されること、家事や育児と仕事を両立すること、政治をはじめ意志決定の場に参画すること、DVや性被害に遭わないこと…など多岐にわたる課題を解決していかなければなりません。
それを「自分とは関係ない」「そんな話には興味ない」という「無関心」、猛反発や偏った意見を強く主張する「過剰」反応ばかりでは、何も前に進みません。
「自分とは違う誰かの視点に立ち、行動する人を育てる」。このユニバーサルマナーの考えを、さまざまなシーンで心に置いていたいと思いました。