• HOME
  • スタッフブログ
  • 「国際⼥性の⽇」に寄せて(丸川⼥性活躍担当⼤⾂・内閣府特命担当⼤⾂(男⼥共同参画)メッセージ

スタッフブログ

  • 2024(R6)年度

「国際⼥性の⽇」に寄せて(丸川⼥性活躍担当⼤⾂・内閣府特命担当⼤⾂(男⼥共同参画)メッセージ

「国際⼥性の⽇」に寄せて
丸川⼥性活躍担当⼤⾂・内閣府特命担当⼤⾂(男⼥共同参画)メッセージ

新型コロナウイルス感染拡⼤の中で迎える今年の「国際⼥性の⽇」は、とりわけ、ジェンダー平等にとって、大きな、重要な意味を持つものと感じております。
新型コロナウイルス感染拡⼤によって、世界は今、⼈々の⽣活や経済、社会、さらには、意識や⾏動・価値観までにも⼤きな影響を及ぼす歴史的な転換点にあります。
こうした中、新型コロナウイルス感染拡⼤は、とりわけ、⼥性に対して⼤きな影響を与えています。非正規雇⽤労働者を中⼼に、⼥性の雇⽤者数は⼤幅に減少し、そして、雇⽤や⽣活⾯で大変厳しい状況にあります。また、DVの相談件数や⼥性の⾃殺者数が前年⽐で⼤幅に増加をしております。
このように、新型コロナウイルス感染拡⼤の中で、ジェンダー平等の重要性が、改めて、強く認識されることとなりまし た。今ほど、男⼥共同参画が重要な、求められている時代はありません。
男⼥共同参画は、⽇本国政府の重要かつ確固たる⽅針です。⼥性は、我が国の⼈⼝のおよそ51%、有権者のおよそ52%を占めています。この数⼗年間で、⼥性を取り巻く環境は急速に変わりました。政治、経済、社会などのあらゆる分野において⼥性と男性が共に意思決定過程に参画すること、また、多様性を受け⼊れる社会を作っていくこと、我が国の経済社会の持続的発展はこうしたものに支えられてこれから成長していき、あらゆる⼈が暮らしやすい社会の実現に繋がっていきます。
こうした観点を踏まえて、新しい令和の時代を切り拓き、また、ポストコロナの「新しい⽇常」の基盤となることを目指して、昨年12⽉に、第5次男⼥共同参画基本計画が閣議決定されました。
この5次計画では、「新しい目標」として、2030年代には、誰もが性別を意識することなく活躍できる社会を目指すこと、そして指導的地位にある⼈々の性別に偏りがないような社会となることを目指すこと、そのための通過点として、2020年代のできる限り早い時期に指導的地位にある⼥性の割合を30%程度になるよう目指して取組を進めることを掲げています。
そして、3⽉11⽇には、あの東⽇本⼤震災から10年を迎えます。あの東⽇本⼤震災の教訓として、⼥性の視点に⽴った災害対応が、災害に強い社会の実現をするために⽋かすことができないということが明らかになりました。今後、全国各地で、この災害対応を含めて、⼥性の視点が地域の社会で活かされていくよう、心を尽くし、⼒を尽くしてまいります。
最後になりますが、この未曽有の困難の中にあってもジェンダー平等のために力を尽くしていただいている皆様方に⼼からの敬意と感謝を表すとともに、コロナ下で⼤変な思いをされている⼥性を誰⼀⼈取り残さない、その強い思いを持って、「すべての⼥性が輝く令和の社会」の実現に向け、政府を挙げて取り組んでまいります。

令和3年3⽉8⽇
⼥性活躍担当⼤⾂・内閣府特命担当⼤⾂(男⼥共同参画)
丸川 珠代

原文・動画は以下から見ることができます。
https://www.gender.go.jp/.../int_un.../int_iwd/iwd_2021.html