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小さな会社こそ、ブランド戦略が大切

今月のおすすめ

小さな会社のブランド戦略 「生き方」と「働き方」が一致するビジネスモデル 村尾隆介/(PHPエディターズ・グループ)










 「ブランド」にはファンやリピーターの存在が必要です。著者はブランド戦略が専門のビジネスコンサルタント。世界中の小さな会社や店の経営者との出会いをもとに、成功への秘訣をまとめた一冊です。

 会社を「ブランド化」するための発想として、自社のポジションを意識する、事業を絞るなどを挙げています。「人材」も「ブランド」であり、経営者・スタッフが輝く職場にすることこそ「小さな会社」にとって重要と言います。仕事観を共有し、成功を分かち合えるチーム作りが不可欠のようです。

 起業家はもちろん、企業勤めの人々にとっても、ワークスタイルの参考となる本です。

日本の一年を振り返る

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くらし歳時記 春夏秋冬を楽しむ 伊藤美樹/絵 生活たのしみ隊/編(成美堂出版)

 本格的な冬の到来を迎える12月には「大雪」「すす払い」「冬至」といった言葉をよく耳にするかと思います。皆さんは、それぞれの言葉の意味や由来をご存じでしょうか。
 本書は、そういった何気なく行っている年中行事、新聞やニュース番組で見聞きする風習、祭りなどの意味と由来を分かりやすく紹介しています。全てかわいらしいイラストと手書き風の文字で構成されているので、気軽に読み進められるのが嬉しいところ。季節ごとの縁起物や旬の食材レシピもあり、さまざまな楽しみを再発見できそうです。
 一年の終わりに、そして新しい年に向けて、おすすめの一冊です。

幸せとは、豊かさとは何か

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100人の村と考える種 中野裕弓/文と訳(ビジネス社)

 ベストセラーとなった「世界がもし100人の村だったら」を日本で最初に紹介したことで知られる中野裕弓さん。本書は原文をオリジナルで訳したイラストブックです。
 「全世界を人口100人の村に縮小するとしたら…」で、始まるメッセージ。統計データは10年以上前のものですが、著者はデータを超えて、それぞれの幸福を考えてほしいと言います。一人ひとりの、権利や自由の獲得、幸せとは何かという問いは、未来まで存在し続ける問題です。相手を尊重し、理解しようとする気持ちが人との繋がりに不可欠であると強く感じました。世界の多様性の一端を見て、自分も社会の構成員なのだと実感できる1冊です。

モノと心の関係性を問う

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ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒト、そして心の片づけ術 やましたひでこ/著(宝島社)

小物類を整理するために収納用品を購入する…。片づいたかのように見えますが、その実、限りある空間にまた物を詰め込んだに過ぎないのです。
 
 「断捨離」は不要な物を捨てることから始まります。モノと自分との関係性を見つめ直しながら、暮らしと人生を調える作業です。本書は、著者が開いたセミナー参加者の生活背景や家族関係を整理しながら、具体的な事例を紹介しています。読み手との距離が近く、すぐ実行できると思わせてくれる一冊。入門書としてオススメの本です。

いつ捨てるの! 今でしょ!!

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面倒くさがりの人も上手くいく即効「片づけ術」 すはらひろこ/著(三笠書房)

 「面倒くさい」「どこから手をつければいいのか分からない」。なかなか思い通りに進まない〝片付け〟。本書では、整理整頓が苦手でも、継続していくコツや方法を紹介しています。

 ポイントは一度に片付けようとせず、完ぺきを求めないこと。落ちている物を拾ったり、物の定位置を決めて必ず元に戻したり。ちょっとした動作できれいな部屋をキープできます。居心地の良い空間をつくることで、ストレスも緩和され、自信もつくとか。雑多な状況を防ぐには、気づいたら行動に移すことが大切なのです。食器や衣類の収納も紹介してあり、基本的な片づけ方が学べます。