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館長だより

ミモザのリース(館長だより⑬)『脱・短期決戦』2019.6

『脱・短期決戦』

   長く仕事をしてきたなかで、一緒に働いてきた仲間や知り合いが辞めていく場面では、さまざまな思いが交錯してきました。
  「この人、優秀だな~」と思っていた女性が急に辞めると聞いたときなど、「惜しい」と思い、理由を聞かずにはいられません。そして、そのたびに同じような印象を受けました。
  「体調が十分でなくバリバリ働けない」「仕事と家事・育児、どちらも不完全」「家の事情で残業ができず申し訳ない」。皆、とても真面目で一生懸命。でもそれゆえに自分で自分をがんじがらめにしてしまっているような…。そんなにAll or Nothingでなくていいのに、と幾度となく感じました。
   それは女性が「長期にわたって(会社や社会から)評価される」経験が薄く、そういう視点が育っていないからでしょうか。「短期評価」を気にし、「今」「この状態」に居心地の悪さや申し訳なさを感じてしまうのかもしれません。
   しかし、短期決戦でばかり実績を考えなくてもいいのではないかと思います。もし今、貢献できない部分があっても、例えば2年後以降に2年分以上の結果が残せるかもしれません。今、貢献できない理由(体調、育児、介護など)が、その後に大きな成長の種になることもあるでしょう。また、今十分でない部分を補う方法だってあるかもしれません。
  「働き方はこうでなければならない」という思い込みから自由になれば、充実したワークライフバランスが長期にわたって実現できるのではないでしょうか?
   新入社員らしき人たちを見かける時季、そんなことを思いました。

はあもにい館長 坂本ミオ
長く仕事をしてきたなかで、一緒に働いてきた仲間や知り合いが辞めていく場面では、さまざまな思いが交錯してきました。
「この人、優秀だな~」と思っていた女性が急に辞めると聞いたときなど、「惜しい」と思い、理由を聞かずにはいられません。そして、そのたびに同じような印象を受けました。
「体調が十分でなくバリバリ働けない」「仕事と家事・育児、どちらも不完全」「家の事情で残業ができず申し訳ない」。皆、とても真面目で一生懸命。でもそれゆえに自分で自分をがんじがらめにしてしまっているような…。そんなにAll or Nothingでなくていいのに、と幾度となく感じました。
それは女性が「長期にわたって(会社や社会から)評価される」経験が薄く、そういう視点が育っていないからでしょうか。「短期評価」を気にし、「今」「この状態」に居心地の悪さや申し訳なさを感じてしまうのかもしれません。
しかし、短期決戦でばかり実績を考えなくてもいいのではないかと思います。もし今、貢献できない部分があっても、例えば2年後以降に2年分以上の結果が残せるかもしれません。今、貢献できない理由(体調、育児、介護など)が、その後に大きな成長の種になることもあるでしょう。また、今十分でない部分を補う方法だってあるかもしれません。
「働き方はこうでなければならない」という思い込みから自由になれば、充実したワークライフバランスが長期にわたって実現できるのではないでしょうか?
新入社員らしき人たちを見かける時季、そんなことを思いました。