スタッフブログ

  • 2024(R6)年度

【熊本地震の現場から】 2016.6.10

昨晩、避難者の方たちの夕食後、茶話会を行いました。

当館館長の藤井が、今後、暮らしていくにあたり、
改めて自分の身を守るには、どうすればいいのか、
どんな備えが必要か、実際の防災グッズを使って話をしました。
地震が起きた際、何を持ち出せたのか?
お財布、携帯…色々な声が上がりましたが、
何も持ち出せなかった、という方が多かったように思えました。
きちんと防災グッズを整えていて、それを持ち出したという方はお1人。

まだまだ地震の心配は晴れません。
だからこそ今、改めて、「その時」が起こった時、
「これさえ持って出ればひとまず何とかなる」グッズを考えていただき、
地震にただ怯えるだけでなく、自らを守る術を身につけていただきたい、
また、周囲の人との日頃の交流の大切さを知ってほしい、という思いでお話をしました。
持ち出せる量、必要なものは、人それぞれです。
14日、とっさにつかんだのは、車の鍵と子どもだけだったなぁと思い返すと、
やはり日頃の備えは必要だと痛感します。

防災の話の後は、新茶(またはコーヒー)とお菓子で歓談タイム。
20数名参加していただいたので、とても賑やかな時間となりました。
昨晩と同じ笑顔でみなさんが新しい未来に向かっていけることを
願ってやみません。

※写真掲載は参加者の希望により、館長のみとさせていただきます。

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