スタッフブログ

  • 2024(R6)年度

ワンストップ支援センターの設置に向けて

9月1日から‘男女共同参画センターはあもにい’に
インターンシップ生として参加しているFです。

はあもにいで9月5日(金)に行われた、
公開講座「「性暴力被害者のための
ワンストップ支援センターの設置に向けて」(全4回)の
第1回目に参加したので、その様子を紹介します。

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「誰にも言えない、知られたくない」。

性暴力被害者の多くが、一人で苦しみ、悩みを抱えています。
こうした被害者は、捜査機関への届出の有無に関わらず、早い段階で
適切な医療的、心理的、法的な総合支援が必要です。

そこで、熊本県でもそういった支援を行う
「性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」の設置が検討されています。

当日は熊本県警察が、ワンストップ支援センターの概要を説明。 

「協力病院を確保したワンストップ支援センターの設置が望ましい」
「午後10時から午前2時の時間帯における被害が多いことから
終日支援・相談できることが求められている」
など、被害者に寄り添いながら支援の体制を整えている様子が伺えました。

その後、過去に性犯罪の被害に遭った女性2人がその体験を語りました。

「『あなたのせいではない』と言われて、
頭で分かっていても心が追いつかないときがある。
被害者は一生傷を抱える」(フリーフォトジャーナリスト大藪順子さん)

 「今でも思い出すことがあり、被害者は事件前の自分には戻れない」
(被害者ネットワーク「サバイバルサロンぷれぜんと」工藤千恵さん) 

誰にも相談できず支援を受けられずにいる人がいることを
しっかり受け止め、自分にも役に立てることがないか考えていこうと思いました。