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  • 2024(R6)年度

暑中お見舞い申し上げます

暑中お見舞い申し上げます。

とは、ふつう梅雨でも明けてから申し上げたいところなのですが。今年はまだ梅雨が明けていません。それどころか先日は「経験したことのない豪雨」に北部九州はみまわれ、熊本県も多くの災害にみまわれてしまいました。

被災なされた方に対しましては、あらためましてお見舞い申し上げます。

もともと、熊本市は地下水ダムに浮かんでいるような政令市で、周辺の町村を入れれば100万人近い住民の生活用水を地下水で賄っているようなところです。ですから増水には弱いのかもしれません。しかし普段は蛇口をひねっただけでミネラルウォーターがあふれだし、そのまま水割りも飲めれば、ミネラルウォーターのお風呂につかる贅沢な土地です。

 その源流は、阿蘇。

阿蘇に降った雨が500年の年月をかけて濾過され、熊本の地下水になっていると聞いて育ちました。しかし、その阿蘇もこのたびの豪雨で大変な水難を被りました。今から観光の時期を迎える阿蘇が、大丈夫だろうか。心配でたまりません。

しかし、阿蘇は広大。確かに一部は空前絶後の被害状況にありますが。ほとんどのところは通常の阿蘇を堪能できます。ありがたいことに、全国からも復興ボランティアが駆け付けてくれて、完全復興もそう遠い日ではないと思います。

大自然を前にすると、人間のなんとちっぽけであるかを思い知らされます。だからこそ、人間なんてみんな一緒、違いを超えて一緒に生きていかなくちゃと思います。

さあ、手をたずさえて、この多くの苦難を乗り越えて、踏ん張ってゆきましょう。

 

猛暑がはじまります。皆様、くれぐれもご自愛いただきますよう、お願い申し上げます。

 

副館長 加島裕士