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館長だより

ミモザのリース(館長だより㊻)『働き続ける原動力』2022.3

   大学を卒業して就職して以来、転職したり、フリーになったり、企業と契約して働いたり、起業に参加して役員になったり…といろんな働き方をしてきました。
   それは私が飽き性だったから? というだけではないと思います。最初に就職したのは39年前。小規模の民間企業では女性への差別が歴然とあり、そこで闘ってみたものの、力尽きた感がありました。なんとか自分自身が納得する働き方をしたいと考えて転職し、フリーになり、ついには起業することになったのだと思います。
   自分がしてきたことなのに「思います」というのは、その時は無我夢中だったから。とにかく目の前の状況を打破すべく、その都度もがきながら判断してきた結果だからです。
   先日、10歳ほど年下の女性から「そうやって働き続けた原動力は何ですか?」と問われ、すぐには答えられませんでした。 仕事が好きだったからではありますが、社会人になることは自分で生計を立てることだと思ってきました。もちろん心身の状態によっては思うようにならない場合もありますが、それが「女性だから」という理由でできないのはおかしい。だから、私にとっては働くのは当たり前の話で、何と答えていいのか迷ったのです。
   働き続ける原動力を女性だから聞かれる。そんなことのない時代はもうそこに来ているでしょうか。

大学を卒業して就職して以来、転職したり、フリーになったり、企業と契約して働いたり、起業に参加して役員になったり…といろんな働き方をしてきました。
それは私が飽き性だったから? というだけではないと思います。最初に就職したのは39年前。小規模の民間企業では女性への差別が歴然とあり、そこで闘ってみたものの、力尽きた感がありました。なんとか自分自身が納得する働き方をしたいと考えて転職し、フリーになり、ついには起業することになったのだと思います。
自分がしてきたことなのに「思います」というのは、その時は無我夢中だったから。とにかく目の前の状況を打破すべく、その都度もがきながら判断してきた結果だからです。
先日、10歳ほど年下の女性から「そうやって働き続けた原動力は何ですか?」と問われ、すぐには答えられませんでした。 仕事が好きだったからではありますが、社会人になることは自分で生計を立てることだと思ってきました。もちろん心身の状態によっては思うようにならない場合もありますが、それが「女性だから」という理由でできないのはおかしい。だから、私にとっては働くのは当たり前の話で、何と答えていいのか迷ったのです。
働き続ける原動力を女性だから聞かれる。そんなことのない時代はもうそこに来ているでしょうか。