はあもにいについて

男女共同参画について

館長だより

ミモザのリース(館長だより㊺)『あなたのテーマは?』2022.2

   館長に就任してすぐの頃。DV被害者をはじめ女性支援を長く続けておられる方の訪問を受けました。挨拶から始まって会館の状況などをお伝えしていると突然、「男女共同参画における坂本館長のテーマは何ですか?」と尋ねられました。
  「え? 私のテーマ?」。男女共同参画に多様なテーマがあることを認識していましたが、館長としてスタートしたばかり。私は虚を突かれ、即座に答えることができませんでした。
   少し考え、「大学を出てからずっと働き続ける中さまざまな理不尽を感じてきたので、雇用や労働の場、企業活動における男女平等です」と答えました。
   今思えば、この時この方に質問いただいたことは、私へのギフトだったと思います。どんな仕事でも、自らのテーマを内側に持ち続けることの重要性を思い出させてくれたのです。
   その後、私は、企業の経営者や人事担当の男性を対象とした「メンズカレッジ」という連続講座を企画しました。どれだけ女性をエンパワーメントしても、企業が制度を整えても、それを受け入れる男性の意識が変わらなければ労働の場での男女共同参画は進まないと感じていたからです。
   「男性に知ってほしい 男女共同参画とダイバーシティ」をキャッチフレーズに始めたメンズカレッジ。「あなたのテーマは?」と尋ねられなければ、生まれなかったかもしれません。

 

館長に就任してすぐの頃。DV被害者をはじめ女性支援を長く続けておられる方の訪問を受けました。挨拶から始まって会館の状況などをお伝えしていると突然、「男女共同参画における坂本館長のテーマは何ですか?」と尋ねられました。
「え? 私のテーマ?」。男女共同参画に多様なテーマがあることを認識していましたが、館長としてスタートしたばかり。私は虚を突かれ、即座に答えることができませんでした。
少し考え、「大学を出てからずっと働き続ける中さまざまな理不尽を感じてきたので、雇用や労働の場、企業活動における男女平等です」と答えました。
今思えば、この時この方に質問いただいたことは、私へのギフトだったと思います。どんな仕事でも、自らのテーマを内側に持ち続けることの重要性を思い出させてくれたのです。
その後、私は、企業の経営者や人事担当の男性を対象とした「メンズカレッジ」という連続講座を企画しました。どれだけ女性をエンパワーメントしても、企業が制度を整えても、それを受け入れる男性の意識が変わらなければ労働の場での男女共同参画は進まないと感じていたからです。
「男性に知ってほしい 男女共同参画とダイバーシティ」をキャッチフレーズに始めたメンズカレッジ。「あなたのテーマは?」と尋ねられなければ、生まれなかったかもしれません