はあもにいについて

男女共同参画について

館長だより

ミモザのリース(館長だより㉚)『なぜ「メンズカレッジ」?』2020.11

   昨年度から、主に企業に勤めたり経営に関わる男性を対象とした「メンズカレッジ」を開講しています。
  「男女共同参画センターでなぜメンズカレッジ?」と問われることがあります。確かに就業支援やスキルアップなどを目的とした女性対象の講座が多いのは事実です。ただ、それらの講座によって高い意識やスキルを持つ女性が育っても、迎え入れる環境がないと、その力は社会に発揮されません。
   一方、企業においては人口減少が進む中、女性にどう力を発揮してもらうかは、将来を左右する大きな課題です。「男女共同参画なくして、企業の成長・発展はなし」。メンズカレッジのチラシに添えたメッセージは、決してオーバーではありません。
   今年度、新型コロナウイルス感染拡大によって打撃を受けている企業も少なくなく、当初は開催を悩みました。しかし、こんな状況だからこそ企業での女性活躍が求められるし、そのことをしっかり伝えるのが私たちの役目。腰を据えて取り組もうと、9~11月の連続講座を企画しました。
   また、今年30周年を迎えた会館の役割の変化も意識しました。1990年に「総合婦人会館・カルチャーセンター」として開館、93年に「総合女性センター」、2010年に現在の名称になったこの会館名の変遷は、その時々に意味があってのことだと思います。当初の会館の役割は、女性の地位向上や活動拠点の確保。それが今は、ワークライフバランスなど男性の生き方も含めた社会全体の課題としての「男女共同参画社会」を目指す拠点になった―。
   「男女共同参画」というと、女性の問題ととらえられがちですが、すべての人にとっての課題。その理解を広げ、性別を問わず自分の能力や個性を発揮できる環境を整えていきたいものです。
昨年度から、主に企業に勤めたり経営に関わる男性を対象とした「メンズカレッジ」を開講しています。
「男女共同参画センターでなぜメンズカレッジ?」と問われることがあります。確かに就業支援やスキルアップなどを目的とした女性対象の講座が多いのは事実です。ただ、それらの講座によって高い意識やスキルを持つ女性が育っても、迎え入れる環境がないと、その力は社会に発揮されません。
一方、企業においては人口減少が進む中、女性にどう力を発揮してもらうかは、将来を左右する大きな課題です。「男女共同参画なくして、企業の成長・発展はなし」。メンズカレッジのチラシに添えたメッセージは、決してオーバーではありません。
今年度、新型コロナウイルス感染拡大によって打撃を受けている企業も少なくなく、当初は開催を悩みました。しかし、こんな状況だからこそ企業での女性活躍が求められるし、そのことをしっかり伝えるのが私たちの役目。腰を据えて取り組もうと、9~11月の連続講座を企画しました。
また、今年30周年を迎えた会館の役割の変化も意識しました。1990年に「総合婦人会館・カルチャーセンター」として開館、93年に「総合女性センター」、2010年に現在の名称になったこの会館名の変遷は、その時々に意味があってのことだと思います。当初の会館の役割は、女性の地位向上や活動拠点の確保。それが今は、ワークライフバランスなど男性の生き方も含めた社会全体の課題としての「男女共同参画社会」を目指す拠点になった―。
「男女共同参画」というと、女性の問題ととらえられがちですが、すべての人にとっての課題。その理解を広げ、性別を問わず自分の能力や個性を発揮できる環境を整えていきたいものです①昨年度から、主に企業に勤めたり経営に関わる男性を対象とした「メンズカレッジ」を開講しています