はあもにいについて

男女共同参画について

館長だより

ミモザのリース(館長だより㉓)『私たちは今』2020.4

 「はあもにい」は今、とても静かです。この静けさの前には、新型コロナウイルス感染拡大防止のため私たちはどうすべきなのか、情報を集め、熊本市からの指示を仰ぎ動く、慌ただしい時間がありました。その結果、多くの方が密閉空間に集まることを避けるため、ホールを中心に貸し室ご利用の延期あるいは中止の検討をお願いしたり、情報資料室を休室する期間を設けたり。平常時とは異なる会館運営をすることになりました。
   皆さまには事情をご理解いただき、心から感謝申し上げます。
   今、職員は自身の健康管理に細心の注意を払いながら、勤務しています。通常業務に加え、ご利用が少ない時だからこそできる備品の確認・手入れ、普段できない箇所の清掃や入念な消毒作業、休室時だからできる情報資料室のいすカバーのクリーニング、蔵書の点検や書棚の整理、駐車場係が率先しての外回りの清掃に花壇の手入れ、草むしり…と、日に日に会館の中も外も美しく清潔になっています。
   本来、会館は使っていただいてこそ、いきいきと息吹き、輝くものですが、それも一人一人の健康や安心・安全が保たれていることが大前提です。主催者の皆さまの思いのこもったホール催事や会合、当館主催のイベントや講座を、多くの方々に楽しんでいただける日が早く訪れることを祈りながら、私たちに今できることを続けています。
   皆さまも不安や心配、不便、困ることが多い日常をお過ごしのことと思いますが、「明けない夜はない」はずです。熊本地震のときも支え合いながら日常を取り戻してきた私たち。世界が経験したことのない状況にある今、想像力を働かせ、すべきこと、してはいけないことを考え、助け合いたいものです。