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館長だより

ミモザのリース(館長だより⑯)『"空気"を変える』2019.9

『“空気”を変える』

 「女性の就業者3000万人突破」。今年6月の就業者数(総務省発表)を伝える、7月末の報道の見出しです。記事によると6月、女性の就業者数は前年同月比53万人増の3003万人となり、初めて3千万人を超えたとのこと。就業者総数は6747万人。正規・非正規の問題はあるにしろ、女性の就業者が44.5%を占めているのです。
   人口が減少するなか、国の方針が「女性は家庭に」から「企業で活躍を」に切り替わっただけでなく、ひとり親や非婚者の増加、夫一人の収入で望む暮らしを営むことを難しく感じる家庭が多い…など、この数字には単純ではない背景が感じられます。
はあもにいは、女性の就業・創業支援や資格取得、キャリアアップ支援などさまざまな講座を行っています。ここでスキルや自信を付けた女性が社会で力を発揮できると思うと、大変やりがいのある仕事です。
   しかし、受け入れる企業の考え方や体制が男性中心のままでは、意欲と希望にあふれて企業に入った女性たちのモチベーションはしぼんでしまいかねません。それは、ずっと同じ環境にいる男性には気付かない〝空気〟のようなものかもしれません。
   そこで、女性が企業、そして社会で活躍するために、男性、特に企業の経営・管理に携わる方たちに伝えたいことを、3回に集約した講座「メンズカレッジ」に今年度、取り組むことにしました。女性が働くための意識やスキルの向上を図る一方で、企業に、「誰もがともにいきいきと、個性と能力を発揮できる」“空気”が生まれ、広がっていくことを願っています。

はあもにい館長 坂本ミオ
「女性の就業者3000万人突破」。今年6月の就業者数(総務省発表)を伝える、7月末の報道の見出しです。記事によると6月、女性の就業者数は前年同月比53万人増の3003万人となり、初めて3千万人を超えたとのこと。就業者総数は6747万人。正規・非正規の問題はあるにしろ、女性の就業者が44.5%を占めているのです。
人口が減少するなか、国の方針が「女性は家庭に」から「企業で活躍を」に切り替わっただけでなく、ひとり親や非婚者の増加、夫一人の収入で望む暮らしを営むことを難しく感じる家庭が多い…など、この数字には単純ではない背景が感じられます。
はあもにいは、女性の就業・創業支援や資格取得、キャリアアップ支援などさまざまな講座を行っています。ここでスキルや自信を付けた女性が社会で力を発揮できると思うと、大変やりがいのある仕事です。
しかし、受け入れる企業の考え方や体制が男性中心のままでは、意欲と希望にあふれて企業に入った女性たちのモチベーションはしぼんでしまいかねません。それは、ずっと同じ環境にいる男性には気付かない〝空気〟のようなものかもしれません。
そこで、女性が企業、そして社会で活躍するために、男性、特に企業の経営・管理に携わる方たちに伝えたいことを、3回に集約した講座「メンズカレッジ」に今年度、取り組むことにしました。女性が働くための意識やスキルの向上を図る一方で、企業に、「誰もがともにいきいきと、個性と能力を発揮できる」〝空気〟が生まれ、広がっていくことを願っています。