はあもにいについて

男女共同参画について

館長室より

館長室より 2015.12月

 

『資生堂ショック』という言葉をご存知ですか?
6 月下旬に日本経済新聞に掲載されたニュース
で、働く女性に優しい企業として知られる資生堂が、
育児中に短時間勤務で働く女性部員にも土日勤務
や遅番を促すという、一見すると厳しい方針を打ち
出しました。私がそのことを知った時には、日本の
女性活躍推進をけん引してきた資生堂がまさか?
と、とても驚きました。厳しい経済状況の下、育児中
の女性を一時的な戦力外として保護するのではな
く、育児中も働きやすい制度を整えた上で、戦力と
していくという方針のようです。まさに、経営戦略
としての女性活躍推進であると思います。
以前読んだ本の中に、女性が活躍し出生率の回復
に成功した国では、働き方の改革と家庭での夫婦役
割分担がうまくいっているという報告がありまし
た。ここで注目すべきは、日本人の男性が家事育児

『資生堂ショック』という言葉をご存知ですか?6 月下旬に日本経済新聞に掲載されたニュースで、働く女性に優しい企業として知られる資生堂が、育児中に短時間勤務で働く女性部員にも土日勤務や遅番を促すという、一見すると厳しい方針を打ち出しました。私がそのことを知った時には、日本の女性活躍推進をけん引してきた資生堂がまさか?と、とても驚きました。厳しい経済状況の下、育児中の女性を一時的な戦力外として保護するのではなく、育児中も働きやすい制度を整えた上で、戦力としていくという方針のようです。まさに、経営戦略としての女性活躍推進であると思います。

以前読んだ本の中に、女性が活躍し出生率の回復に成功した国では、働き方の改革と家庭での夫婦役割分担がうまくいっているという報告がありました。ここで注目すべきは、日本人の男性が家事育児に費やす時間が、女性の5分の1という調査結果。『男性は仕事、女性は家庭』という性的役割分担の意識が根強く残っている限りは、女性の両立支援がいくら進んでも、女性の負担はさほど変わらず、継続就業や責任ある立場へのステップアップを望む女性は増えないのではないでしょうか。資生堂ショックが、日本女性の活躍推進には、長時間労働の改善や社会環境の整備に加え、性的役割分担の是正も不可欠であると、気付かせてくれた気がします。

熊本の女性活躍推進はワークライフバランスの周知段階。働く女性が本当の意味で活躍していくためには、ワークライフバランスの推進と併せた、家庭生活への男性の参画推進にも注力していきたいと思います。         館長 藤井 宥貴子