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館長だより

館長室より 2015.6月

 

雨にぬれた紫陽花の花が、鮮やかさを増す季節になりました。
先日、若いお母さんから、『もうすぐ職場復帰の予定だけれど、このまま復帰して仕事と子育てを両立することができるだろうか…』という相談を受けました。話を伺うと、その不安の中には幾つかの課題があり、ご自身の中での優先順位がはっきりしていないなという印象を持ちました。自分の置かれた状況をひととおり話された後に、私から『それでもやっぱり譲れないことは何ですか?』と尋ねてみました。即座に返ってきたのは、『子どもとの時間です』という一言。お母さんの表情に迷いはありませんでした。なので私は、『一番大事なことを真ん中に置いて、判断してもよいのではないですか…』と助言しました。
数日後にその方から届いたメールには、職場に復帰するということが記されていました。『子どもとの時間も大事だけれど、自分にはやり残している仕事もある。社長に自分の思いを伝え、子どもに関われる時間帯で働けるように交渉しました』…と。メールを読みながら嬉しい気持ちになりました。彼女が自分の思いを率直に社長に伝えたことに、心からの拍手を贈りたいと思います。
働き方は生き方そのもの。だから一人ひとりが自分の意志で、納得のいく選択をしてよいのだと思います。そのためには、自ら考え判断するための『自分軸』を持つことが大切。答えがどうしても見つからない時には、『それでもやっぱり…?』と自問し、“やっぱり”の後に続く言葉を探してみるとよいかもしれません。答えは必ず、自分の中にあるはずです。

雨にぬれた紫陽花の花が、鮮やかさを増す季節になりました。

先日、若いお母さんから、『もうすぐ職場復帰の予定だけれど、このまま復帰して仕事と子育てを両立することができるだろうか…』という相談を受けました。話を伺うと、その不安の中には幾つかの課題があり、ご自身の中での優先順位がはっきりしていないなという印象を持ちました。自分の置かれた状況をひととおり話された後に、私から『それでもやっぱり譲れないことは何ですか?』と尋ねてみました。即座に返ってきたのは、『子どもとの時間です』という一言。お母さんの表情に迷いはありませんでした。なので私は、『一番大事なことを真ん中に置いて、判断してもよいのではないですか…』と助言しました。

数日後にその方から届いたメールには、職場に復帰するということが記されていました。『子どもとの時間も大事だけれど、自分にはやり残している仕事もある。社長に自分の思いを伝え、子どもに関われる時間帯で働けるように交渉しました』…と。メールを読みながら嬉しい気持ちになりました。彼女が自分の思いを率直に社長に伝えたことに、心からの拍手を贈りたいと思います。

働き方は生き方そのもの。だから一人ひとりが自分の意志で、納得のいく選択をしてよいのだと思います。そのためには、自ら考え判断するための『自分軸』を持つことが大切。答えがどうしても見つからない時には、『それでもやっぱり…?』と自問し、“やっぱり”の後に続く言葉を探してみるとよいかもしれません。答えは必ず、自分の中にあるはずです。       館長 藤井 宥貴子