はあもにいについて

男女共同参画について

館長室より

館長室より 2014.12月

  先月は全国女性会館協議会の大会で、青森県に出張しました。大会のテーマは「女と男が拓く わたしたちの未来」ということで、上野千鶴子さんと古市憲寿さんという二人の社会学者の対談がメインでした。青森県の抱えるさまざまな社会問題についての話は、熊本市とて他所事ではない…と実感。男女共同参画センターの果たすべき役割についての活発な議論も続きました。きびしい話の多い中で印象に残った明るい話題は、翌日の分科会で聞いた秋田県大潟村の報告。大規模農業の安定もあり、人口流出の著しい秋田県にあっても、唯一若い世代が増える傾向にある自治体なのだとか。女性団体の方の『女性就農者向けのトラクター講習会』などの話からも、活気のある大潟村の様子が伺えました。
 今回の青森出張では、ほかにも『森のイスキア』を主宰される佐藤初女さんにお会いする機会を得ました。初女さんは助けを求める人々を受け入れ、再出発を支援するという地道な取り組みを、長きにわたって続けられている社会活動家。93歳になられる今も、全国各地の講演会に一人で出向かれ話をされるそうです。「大切なのはいまを生きること。“いま”を満足して生きることが、不安を乗り越える力になります」と、しずかに話してくださいました。先行きの不安を乗り越える糸口は、いまここに在る私たちの思いの中にもあるかもしれません。
 いよいよ今年もあとわずか…。忙しい時こそ笑顔を忘れずに、がんばっていこうと思います。      館長 藤井 宥貴子